書体はかざりの少ないものを選ぼう
基本書体といえば明朝体とゴシック体です。
明朝体に近いもので、教科書体や行書体などもあります。一般的なゴシック体を少しモダンな感じにした新ゴ、角を丸くした丸ゴです。
曲線をわざと直線にして角張らせた書体、輪郭を二重にした書体、ハンコで押して一部かすれたようなつくりにした書体、これらは広くディスプレイ書体またはデザイン書体と呼ばれます。
先にも述べましたが、手を加え、工夫を凝らすことがデザインと、誤解されることが多いように、初心者はちょっと変わった感じのディスプレイ書体を使いたがる傾向があります。これは、良いことではありません。プロの目線では、ディスプレイ書体の多くは安っぽく、低品質です。
ディスプレイ書体の使いすぎに注意
ディスプレイ書体の使用は限定的な一部分に抑えるべきです。書体は読みやすさを考慮しつつ、雰囲気を出すことを主眼にデザインされていますので、使いすぎるとどうしても安っぽくなってしまいます。先の「北海道観光展」の場合、タイトルだけか、あるいは見出し程度にしておくのがベターです。ビギナーはあれこれ工夫したがるもので、見出しの書体はタイトルとは別のものに、商品名はまた別のものとなりがちです。
デザインの基本・色で述べていますが「安売りセールの場合は例外」です。「北海道観光展」ではなく、百貨店で行われる「北海道物産展」だとしたら、北海道の美味しいものを紹介するだけでなく、売るための目立つデザインが求められますので、ディスプレイ書体は多めに使うのも悪くありません。