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書体はひとつ

「白地に黒字が基本」と述べたのと同様、書体も出来るだけ少ないほうがベターです。特に理由がないのなら、ひとつの紙面ではひとつの書体であるのが基本です。もちろん、必要に応じていろいろな書体を使うこともあるはずですが、その場合もやはり書体は少ない方がベターです。

書体は文字の形が良い書体を選びましょう。直感的に、キレイだと思うものを選べばOK。最初は書体の善し悪しといわれても、全然わからないと思いますが、日々デザインに接していると、わかるようになってきます。

良質な書体を使ってデザインすれば、それだけで美しい紙面になります。ひとつ一つの文字がきちんとデザインされているわけですから、当然のことです。良い書体をひとつ選び、それだけで誌面をデザインする。それが紙面デザインの正攻法です。

デザイン用のフォント、良質なものは高価です。優れた技術とセンスを併せ持った書体デザイナーが、数年かけて作り上げられます。

一方、パソコンショップに行くと、1000書体パックで15000円なんていうのが売られていたりしますが、デザイン的には低品質な書体の寄せ集めですから、プロのレベルではおすすめできません。低品質な書体は短期間で作られるので、文字の形に対する吟味が足りないように感じられます。書体メーカーは利益を上げなくてはいけないので、ひとつの書体作成にかける時間をなるべく短くしたいというのは、企業としてやむを得ないところです。

Win標準の「MS明朝」「MSゴシック」は文字の形が悪いので、印刷物に使うのはやめましょう。これら目に馴染みがあるのは良い点といえるので、メールやビジネス文書に使うのは問題ないと思います。

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